学校紹介
本校は令和6年度に、創立122年目を迎えた県内屈指の伝統校です。
家政科が各学年1クラス40名、普通科は各学年6クラス240名、全校21クラス、約840名の生徒が勉学に励んでいます
歴代校長の紹介
校舎撮影航空写真(令和元年8月2日・3日撮影)
校訓 「済美(せいび−美を済す)」
本校創立以来の校訓である「済美」の二文字は、中国の歴史書『春秋左氏伝』の「世々済其美 不隕其名(世々その美を済し、その名をおとさず)」という一節を典拠とするもので、その意味は「子孫が父祖の遺業を継いで、その名に恥じない良い行いをする」というものです。さらに「済美」に込められた意味を推し量れば、「人として美しく生きる、人として正しく生きる」ことにも繋がり、本校における人格形成の方針として受け継がれています。
教育目標
1 自主・自律の精神を養い、連帯意識を高める。(自主自律)
2 気力・体力の充実を図り、情操を豊かにする。(文武両道)
3 学力や技能を高めるとともに、進路希望を達成させる。(目標実現)
校章由来
本校の校章は、男女共学後の昭和51年4月1日に制定されたもので、伸びゆく若葉を校名の一字「大」の文字にデザインしています。それまでの校章は、江戸時代の長岡藩主牧野氏の家紋である「三ツ柏」をモチーフにしたものでした。新しい校章の制作に当たり、数多くの応募作品がありましたが、その中から在校生佐藤由美子さん(昭和52年3月卒)の作品が選ばれ、美術評論家本間正義先生の御指導を得て制定されました。
校章とバッジ
長岡大手高校のあゆみ
明治36(1903)年に長岡高等女学校として開校した本校は、今年度創立122年目となる伝統校です。38,000名を越える卒業生は全国で活躍しています。122年の歴史は、およそ次の三つの時期に区分することができます。
[T] 戦前の女学校時代 ・・・ 創立から戦後の新制高等学校となるまでの45年間(1903.5〜1948.3)
「古志郡立長岡高等女学校」(1903.5〜1907.3)
「長岡市立長岡高等女学校」(1907.3)
「新潟県立長岡高等女学校」(1907.4〜1948.3)
[U] 戦後の女子校時代 ・・・ 新制高校から男女共学となるまでの26年間(1948.4〜1974.3)
「新潟県立長岡女子高等学校」(1948.4〜1950.6)
「新潟県立第二長岡高等学校」(1950.6〜1967.3)
「新潟県立長岡大手高等学校」(1967.4〜1974.3)
[V] 男女共学化以降 ・・・・・ 男女共学となってから今年度は50年目(1974.4〜2024.3)
「新潟県立長岡大手高等学校(1974.4〜)」
年・月・日 | |
明治36.5.1 | 新潟県古志郡立長岡高等女学校として長岡市大字新町に開校 |
36.7.7 | 「済美会」発足 |
40.3.8 | 長岡市立長岡高等女学校と改称 |
40.4.1 | 新潟県立長岡高等女学校と改称 |
昭和23.4.1 | 新潟県立長岡女子高等学校と改称 |
23.5.30 | 定時制課程開設 |
25.4.1 | 新潟県立第二長岡高等学校と改称 被服科・保育科設置 |
38.4.1 | 家政科設置 |
41.9.1 | 旧校舎(新町)から現在地(長岡市沖田2丁目357)に全校移転 |
42.4.1 | 新潟県立長岡大手高等学校と改称 |
45.3.31 | 定時制課程閉校(新設長岡西高校に吸収) |
49.4.8 | 男女共学化初の入学式 |
51.4.1 | 新校章制定 |
51.12.17 | 新校歌制定 |
52.12.5 | 新校旗樹立 |
53.10.31 | 第1回東山大遠足 |
55.10.3 | 第2グラウンド竣工 |
平成元.4.11 | 服装自由化(制服廃止) |
4.7.13 | 済美会館新築・竣工 |
12.3.31 | 保育科閉科、付属幼稚園閉園 |
14.10.26 | 創立100周年記念式典挙行 |
22.3.1 | 被服科閉科 |
22.5.8 | 済美会館移設・新築竣工 |
24.10.13 | 創立110周年記念式典挙行 |
令和元.10.14 | 全普通教室に電子黒板設置 |
4.10.15 | 創立120周年記念式典挙行 |
長岡大手高校の歴史等
大手高校誕生物語(PDF)
大手高校の校名の変遷とその意味について(PDF)
「蒼紫野の森」と「悠久の山」について(PDF)
生徒会機関誌『済美の友』について(PDF)
学校行事と生徒会活動
生徒会活動・学校行事は高校生活を彩る大切な要素であり、高校時代の思い出として挙げられることが多いものです。主なものを簡単に紹介します。
1 生徒会行事
本校の生徒会は、「済美会」という名称です。これは中国の古典「春秋左氏伝」にある「世々済其美 不隕其名(世々その美を済し、その名をおとさず)」という一節に由来しています。生徒全員が会員です。生徒会行事の企画から運営まで済美会会長を中心に、生徒が主体的に活動することが長岡大手高校の大きな特長の一つです。
○体育祭(6月)
学年を超えた団結が生まれる本校済美会行事の最大イベントです。応援リーダーを中心に赤軍、青軍、貴軍の各軍が一体となって競い合う応援合戦や、クラス対抗リレーなどがハイライトとなります。
○済美祭(9月)
文化祭です。各クラス・各クラブ・有志の展示・発表が行われます。教室や特別教室を利用し、それぞれに創意工夫を凝らした展示が行われます。特に文化部は日頃の活動成果を発表するよい機会になります。
○スポーツ大会(7月・12月)
1学期・2学期の終わりに、全クラス対抗で男女それぞれがチームを作り、バレーボール・バスケットボール・サッカー・バドミントンなどの競技を行います(12月は1・2年生のみ)。クラスの団結力が高まると共に、学校全体が盛り上がります。
○その他
生徒会行事としてはその他に、1年間のクラブ・委員会の予算や方針を決める生徒総会、生徒会役員(会長副会長)選挙などがあります。生徒は自主的な高校生活を送るため、済美会活動に積極的に参加しています。
2 学校行事
○東山大遠足(9月)
昭和53(1978)年から続き、令和5年度45回目の実施となった本校の伝統行事です。「3年間で100q」を合い言葉に、学校から出発し、東山に登り、学校に戻ってくる33.3qのコースを踏破します。各クラスがそれぞれ力に応じた班に分かれ、班ごと・クラスごとに全員がゴールを目指すと同時に、タイムを競います。互いに励まし合って苦しさを乗り越えた達成感は格別です。
○修学旅行(2年生12月)
本校の修学旅行は、昭和62(1987)年度に廃止されましたが、その教育効果を踏まえ、平成30(2018)年度に31年ぶりに復活しました。
普段とは異なる環境において見聞を広めることを目的として、2年生は修学旅行を行います。日常の学校生活では体験できないことを通じて、体験学習や地域の特色や歴史などについて学びを深めます。また、数日間の集団生活をともにすることは生涯にわたっての思い出となるはずです。
○学校スキー(1年生2月)
体育の授業の一環として、1年生は1泊2日のスキー授業を行います。初心者から上級者まで、レベルに応じた講習によって皆が上達します。また、夕食後に行われる集会ではクラス毎に発表があり、とても盛り上がり、親睦を深めています。